ピラティスは腰痛に効く?効果や注意点、始める前に知っておきたいこと
「ピラティスって、腰痛にもいいの?」
腰痛の改善を目的に、ピラティスを始めようと考えている方もいるのではないでしょうか。
ピラティスは、慢性的な腰痛に対する運動の一つとして研究されており、痛みや身体機能の改善につながる可能性があります。
この記事では、
・ピラティスが腰痛に与える効果
・腰痛がある人が注意したいこと
・マシンとマット、どちらを選べばいいのか
・マンツーマンとグループレッスンの違い
・腰痛がある人がピラティスを始めるときのポイント
について、初心者にもわかりやすく解説します。
「腰痛があるけど、ピラティスを始めても大丈夫?」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
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ピラティスは腰痛に効果がある?
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腰痛改善への効果
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強い痛みがあるときは無理に運動しない -
足のしびれや力が入りにくい症状がある場合は医療機関へ
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インストラクターに腰痛の状態を伝える
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腰痛の人がピラティスを始める前に知っておきたいこと
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マシンとマット、どちらを選ぶ?
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マンツーマンとグループ、どちらがいい?
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どのくらいの頻度で続ける?
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ピラティス以外にも腰痛に取り入れられる運動
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まとめ
ピラティスは腰痛に効果がある?
まず「結局、腰痛にいいの?」という疑問に答えます。
ピラティスは、慢性的な腰痛に対して効果が期待できる運動と言えるでしょう。
理由は、腰痛の原因になりやすい「身体の使い方」に働きかける運動だからです。
ここでは、期待できる効果と、期待しすぎないほうがよい点を分けて見ていきます
腰痛改善への効果
ピラティスが腰痛に働きかける理由は、大きく3つあります。
1つ目は、腰を支える筋肉が働きやすくなることです。
お腹の奥にある腹横筋や、骨盤を下から支える骨盤底筋群など、身体の深い部分の筋肉を意識して動かすのが特徴で、これは他の運動ではあまり意識されません。
これらの筋肉が働くと、腰まわりが内側から支えられ、腰の骨や関節にかかる負担が減りやすくなります。
2つ目は、骨盤と背骨の動きが整うことです。
長時間座っていたり、前かがみで家事をしたりしていると、骨盤が後ろに倒れて背中が丸まった姿勢になりがちではないでしょうか。
この状態が長く続くと、特定の部分だけに負担が集まり、腰の重だるさにつながることがあります。
ピラティスでは骨盤や背骨を一つひとつ動かす練習をするため、動きが偏っている部分に気づき、負担を分散しやすくなるでしょう。
3つ目は、自分の姿勢のクセに気づけることです。
反り腰や猫背など、腰痛の原因になりやすい姿勢は、自分ではなかなか気づけません。
ピラティスでは動きをコントロールしながら行うため、「どこに力が入りやすいか」「どこが動いていないか」を確認しながら進められます。
こうした効果は、感覚的な話だけではありません。
複数の研究をまとめたコクランレビュー(2015年)では、長く続く腰痛に対して、ピラティスを行った人は何もしなかった人と比べて痛みや動きにくさが改善したと報告されています。
ただし、多くの研究は6〜12週間ほど続けた結果を見ているので、「1回で楽になる」というより「続けることで少しずつ変わっていく」運動だと考えておくとよいでしょう。
強い痛みがあるときは無理に運動しない
ぎっくり腰のように、急に強い痛みが出た直後は、無理に身体を動かさないことが基本です。
痛みが強い時期に運動をすると、かえって痛みが長引きかねません。
ただし、痛みが落ち着いてきたら、少しずつ日常の動きを取り戻していくほうがよいとされています。
ずっと安静にしていると、筋肉が固まり、動くこと自体が怖くなってしまうためです。
「強い痛みが落ち着いてから始める」という順番を守るようにしましょう。
足のしびれや力が入りにくい症状がある場合は医療機関へ
次のような症状がある場合は、ピラティスより先に整形外科などで診てもらってください。
・足にしびれがある
・足に力が入りにくい、つまずきやすい
・排尿や排便に異常がある
・安静にしていても痛みが続く
・発熱を伴う
これらは、腰の筋肉や姿勢の問題ではなく、神経や別の病気が関係している可能性があるサインです。
運動で対処できる腰痛かどうかは、医師に確認してから判断するようにしましょう。
インストラクターに腰痛の状態を伝える
運動をしてもよい腰痛だと分かったら、レッスンを受ける前にインストラクターへ腰痛の状態を伝えておきましょう。
伝えておきたいのは、次の点です。
・いつから痛いのか
・どんな動きや姿勢で痛みが出るのか
・医療機関で診断を受けている場合は、何と言われたか
・しびれの有無
・妊娠中や産後の場合は、その時期
これらを伝えることで、避けたほうがよい動きや、負荷の調整をレッスン内で判断しやすくなります。
「言うほどではない」と思う軽い痛みでも、伝えておくほうが安全です。
腰痛の人がピラティスを始める前に知っておきたいこと
ここからは、「実際に始めるなら、どう選べばいい?」という疑問に答えます。
腰痛がある人は、次の選び方から始めるのが安全です。
・マシンから始める
・最初はマンツーマンを選ぶ
・週1〜2回から続ける
それぞれの理由を見ていきましょう。
マシンとマット、どちらを選ぶ?
腰痛がある人は、マシンピラティスから始めるほうが取り組みやすいでしょう。
マシンには、負荷をかけるだけでなく、身体を支える働きがあります。
そのため、腰に不安がある状態でも、正しい動きを確認しながら進めやすいというメリットがあります。
一方、マットピラティスは自宅でも続けやすいのが利点でしょう。
マシンで動き方を身につけてから、マットに移っていく順番がおすすめです。
マンツーマンとグループ、どちらがいい?
腰痛がある人は、最初はマンツーマンのレッスンを選ぶのがよいでしょう。
腰痛がある人は、本来お腹で支えるべき動きを腰で頑張ってしまうなど、無意識のクセが出やすい傾向があります。
グループレッスンでは、こうしたクセにインストラクターが気づきにくい場合があります。
マンツーマンであれば、その場で動きを修正してもらえるため、腰に負担をかけずに進めやすいでしょう。
痛みが落ち着き、自分の身体の使い方が分かってきたら、グループレッスンに移る方もいます。
どのくらいの頻度で続ける?
まずは週1〜2回から始めるのが現実的です。
ピラティスと腰痛に関する研究の多くは、週に1〜2回、6〜12週間程度の継続で効果を確認しています。
つまり、変化を感じ始めるまでの目安は2〜3か月程度と考えておくとよいでしょう。最初から頻度を上げるより、無理なく続けられるペースを決めることが大切です。
レッスンで学んだ動きを、自宅で数分取り入れるだけでも継続の助けになります。
ピラティス以外にも腰痛に取り入れられる運動
腰痛に取り入れられる運動は、ピラティスだけではありません。
「ピラティスでなければダメ」というわけではなく、自分に合うものを続けることが何より大切です。
ここでは、腰痛に対して取り入れやすい代表的な運動を紹介します。
ウォーキング
特別な準備がいらず、今日から始められる運動です。血流が良くなり、筋肉がほぐれることで腰の重だるさが和らぐことがあります。
筋力トレーニング
お腹や背中、お尻の筋肉を鍛えることで、腰を支える力がつきます。ただし、腰に負担がかかるフォームで行うと逆効果になるため、最初は軽い負荷から始めるようにしましょう。
ストレッチ
太ももの裏やお尻、股関節まわりの硬さは腰の動きに影響します。硬い部分をほぐすことで腰にかかる負担が減りやすくなります。これらの運動は、ピラティスと組み合わせても構いません。
自分で動く運動を続けながら、身体の使い方はピラティスで確認する、という組み合わせもよいでしょう。
まとめ
ピラティスは、長く続く腰痛に対して、痛みや動きにくさがやわらぐことが報告されている運動です。
腰を支える筋肉が働きやすくなり、骨盤や背骨の動きが整うことで、腰への負担が減りやすくなります。
ただし、強い痛みがある時期や、足のしびれがある場合は、運動より先に病院で診てもらってください。
始めるときは、マシンとマンツーマンから、週1〜2回のペースで続けるのが安全です。
「自分の腰痛でピラティスを受けられるか分からない」という方は、まず体験レッスンで相談してみるのも一つの方法です。